今回は、3月、4月の2回撮影にでかけて撮った房総半島の海の写真になりますが、どちらの撮影日もあまり天気が良くなくてノリの悪い撮影旅行でした。
まあ、そういう時もあります。
曇りの日でもそれはそれで面白いのですけれど、やはり光のある時の写真の方が私は好きだなぁと再認識しました。
3月に撮影旅行に行ったのは、房総半島の東側で九十九里浜周辺でした。
九十九里浜は、太平洋に面したどこまでも続く長い砂浜で取り立てて特徴がある浜ではありません。
それでもサーファーが集まるように波が高く遮るものがない美しい海が広がっています。
東側が海なので朝日が昇ってきますが、生憎、この日は曇りでしたので日の出は拝めませんでしたが、それでも朝の雰囲気はとても素敵でした。
砂浜に波によって作られる一瞬の造形はとても美しい。
時折、日差しが差し込んでくれたりもしました。
そして、最近マイブームの泡の写真を飽きずに撮ってしまいました。
おそらく油膜でできる7色の模様。自然ではないけれど、これはこれで面白いので撮ってしまいます。
写真には人は写っていませんが、実際には釣り人やサーファーの人がたくさん朝から集まっている海岸です。
そして、一人で写真をほぼ同じ場所で撮っていると、「何撮ってるの?」と話しかけられることもしばしば。
この日も釣り人とサーファーさんに「何撮ってるの?」と聞かれたので、モニターを見せてこんな写真です、と見せたりしましたが泡の写真を見せても「?????」というリアクションです。
朝5時から10時近くまでず~っと同じ場所で写真撮ってる女性?おばさん? ってやっぱり変態ですよね。笑
まあ、気にしない、気にしない。
次は、4月にちょこっと立ち寄った根本海岸。この日もどんよりとした天気。
海ではよく見かけるウミウorカワウでしょうか。どちらかは判断つきませんがずらっと並んだ姿は楽しいのでついつい撮ってしまいます。
そして、こちらも最近マイブームの水面の揺らぎ模様。
海底に貝殻がたくさんある場所ではこんな感じになりました。きれい。
そして、話が前後してしまいますが、先の九十九里浜に行った時の話。
九十九里浜を少し南下したところに「夫婦岩」という私の好きなポイントがあるのですが、最近の地震によって岩が崩れたというニュースが気になっていたので行ってみました。
小雨が降る中、夕暮れ時を狙っていきましたが、雲が厚くただ暗くなっただけの夕暮れでしたが、しばらくすると思いもかけず月が時々顔を出してくれるタイミングがありとても幻想的な雰囲気になってくれました。
そして崩れた岩ですが、確かに以前の姿からすっかり変わってしまい、二つの岩からなる夫婦岩だったのが、まるで子供ができたかのような小岩ができていてとてもかわいらしいな、と思いました。
この夫婦岩はもともとは大きな一つの岩だったらしくそれが崩れて2つになり、そこから上の姿に変化していったようです。
この岩はとても好きなので、何度も訪れていて、探してみると昔の姿が写っている写真を見つけました。
それぞれ撮影ポイントが違うので正確な比較にはなりませんが、岩の状態は確認できます。
約7年前はこのような感じ。私にとってこれが「夫婦岩」というイメージでした。
そして、少しずつ穴が開き始めます。この写真はこの場所の雰囲気やスケール感がわかりますね。
約1年後、更に穴が大きくなっています。
そして、今回、2月終わり頃から3月初めにかけての群発地震により穴はなくなり完全に崩れてしまいました。(3月5日にはなかったようです)
「赤ちゃん」爆誕ですね!
「家族岩」に名前を変えればいいのでは?という話も出ていますが、確かにそんな感じでしょうか。
いや大きさ的には、子供2人かな???
というわけで、ここ最近、房総半島の海を集中して撮影してきましたが、そろそろ内陸に行こうと思い始めました。
が、また機会があれば海にも行くと思いますので、気まぐれ写真にまたお付き合いくださいませ。