今月も千葉県房総半島で撮影した海の写真になります。
2024年2月、以前に行ったことのある場所に再度行ってみました。
なかなか満足のいく撮影ができないとどうしてもなんとか良い写真にならないかと挑戦してみたくなり、同じ場所に何度も行ってしまうことになります。
大体想像していたものとは違ってしまうことが多いのですが、思いもよらなかった景色に出会えたりするのでそれはそれで面白いです。
今回も前回に引き続き、南房総市にある根本海岸にまず行ってみました。
引き潮を狙って行ったつもりでしたが、予想をはるかに超えた引き潮で全くの別世界が広がっていて戸惑ってしまいました。
いつもは海面の中から顔を出している岩もすっかり底が見えてしまっています。
ここまで潮が引いてしまっているのは初めてかもしれません。
それにしても面白い岩ですよね。
何度来ても楽しいと思ってしまう岩好きの私です。
今回もあまり天気がすぐれず小雨交じりの撮影になってしまいましたが、それもまた良し、雲がある風景もまたドラマチックです。
その晩は、千葉県最南端の野島崎灯台近くの駐車場に車中泊しました。
翌朝、朝日を拝もうと野島崎の海岸にスタンバイ。
雲がかかっていたので太陽は出ないかなぁ?と思っていましたが一瞬だけ光ってくれました。
雲の中に太陽が隠れてくれたおかげで、光芒も出てきたので、そこに波が立ち上がる様子を撮影しようと良い場所を探して移動。
オレンジ色に透き通る波を撮ろうと幾度となくシャッターを切りました。
野島崎の海岸は砂浜ではなく地層や岩が面白い。
地質学の知識があればもう少し面白い話が書けるのかもしれませんが、勉強不足ですみません・・・
でも、普通では見られない岩なのではないかと思います。
そうこうしているうちに、雲がどんどん厚くなって太陽が完全になくなってしまいましたが、海に一筋の光を落とした神秘的な風景が出現。
海面が一直線に光り輝いてとってもきれいだったのですけれど、それを写真に写すのはとても難しく、↑これが限界でした。
更にもう少しだけ波しぶきを撮影していきました。
波は毎回違ってとても楽しい。
水って本当に不思議だしきれい。
そして以前イソギンチャクみたいなものを撮影したことのある海岸に移動して、イソギンチャクをもう一度撮ろうと探しましたがそんなものはありません。
写真は本当に「その時」しかないんですよね。
また来ればいいや、とか後で撮ろう、と思っても2度と同じものはないことがほとんど。
その時、目の前にあるものを精一杯撮るしかないのです。
せっかく来たので最近よく撮る水面にできる模様を撮ってみました。
これも水の不思議さがでている写真でしょうか。
次に向かったのは、これまで何度も訪れている雀島&鈴虫島。
しかし、ここもまた潮が引きすぎていて面白くないかもしれないのでそこに行く手前の海岸から撮影してみました。
普段は見ることのできない岩肌に溜まった水に反射した空と美しい夕日でした。
そして、日も暮れてしまったけれどマジックアワーになった雀島&鈴虫島。
ありきたりかもしれませんが、大好きなピンク色の世界にうっとりの楽しい時間を堪能しました。
いつもなら波が手前まで打ち寄せているのですが、今回は岩肌に水溜まりができるくらい潮が引いてしまっていますね。
今年は、あと数か月海岸の写真が続きます。もう少しお付き合いくださると嬉しいです。