今回は、1月に撮影した作品を紹介いたします。
1月はその前の月に行った場所と全く同じ場所に行くことにしました。
というのも12月の撮影では満足のいく作品が撮れなかった気がしていたのでリベンジです。
まずは南房総市にある根本海岸。
もう何度も来ているお気に入りの場所です。
天気予報は大荒れの模様でしたが、とりあえず行ってみることに。
到着してみると予報通り吹き飛ばされそうな暴風。
荒波の海を撮影しようと頑張りましたが、三脚がブレブレになるし潮風でレンズがすぐに曇ってしまいます。
向かい風がビュービュー、波がザブンザブンと過酷な状況が続きます。
こういう天気だと「がんばってる感」がするので、意地になってがんばってしまいますが、ピンぼけ写真の大量生産と機材の劣化を招くだけで思ったほどよいのが撮れないのがほとんど。
カラ元気、空回りっていうヤツです。笑
それでもこの状況でベストを尽くすべく試行錯誤をくりかえしました。
波が引いた跡の造形が美しくで光が差し込んでとってもきれいになっていました。
そうこうしているうちにあっという間に日没で、岩達がゴールドに輝き始めました。
ブレブレになるのを必死で押さえながらこの輝きがどうか写ってくれ~と念じながらの撮影。
後になって思うと、もう少しシャッタースピードを上げてぶれないようにすればよかったと反省しきりでしたが、この一枚だけなんとかブレが最小限に抑えられていました。
でも、ゴールドの輝きは終わりかけていたのがちょっと残念。
そして、天気予報通り怪しい真っ黒い雲が間近に迫ってきました!!
でももう少し撮りたい!
とギリギリまで粘りましたが、「うわー、もう降ってくる。はい、終了!!」と急いで撤収しました。
車に戻り長靴を脱いだり荷物を車にしまって、運転席に着いた瞬間、ザーーー!!と雨が降り出しました。
間一髪で濡れずに済みました。ほっ!
そして、宿泊予定の公園に雨の中移動しましたが、一度だけですが稲妻が目の前で光りバリバリバリ!の音にドキドキしました。
さて、南房千倉大橋公園に着くとほとんど雨も止んでいて一安心です。
しかし風が強いのは相変わらずで眠れないかもと思いましたが、いつの間にか寝てしまっていました。
前回は早朝の撮影に起きるのが遅かったので場所探しがちゃんとできなかったので、今回は少し早めに撮影場所に向かいました。
暗いのでよくわかならいのですが、それでもなんとなく良さそうな場所を決めて撮影開始です。
千倉の海はレイヤー状の岩が本当にきれいです。
朝焼けの時間は終わり、次は波しぶきが気になります。
上の写真の場所ではあまり上手くいかないので別の場所を探しました。
打ち寄せる波を何度も何度も撮った中からきれいに決まったショットを選びました。
波って本当にきれいです。
海を撮影するようになって、水の表情の面白さに魅了されています。
前日の荒天が嘘のように風は強めですが太陽も燦々と照っているので、いつまでも撮影を続けてしまいます。
キリがないので、引き上げて朝食を食べに車に戻りました。
そして、次に向かったのは保田海岸。
行ってみるとマイナーな海岸だと思っていたところで何かの撮影が行われていました。(CMあるいはドラマ?)
そこを避けるように距離をおいて駐車しましたが、風が強い!
車のドアを開けるのも苦労するほどです。
何もポイントがない砂浜なので、またまた泡写真に夢中になる・・・
泡も水の変化したものですが、ものすごく面白いです。
でも、あっという間に波と共に引いてしまうし、消えてしまう。
そこをなんとか波をかぶらないように注意しながらできるだけ近付いてピントを合わせて撮影を繰り返します。
それにしても風が強くて寒い!!
それでも日没まで粘って富士山シルエットを拝んでから帰ることにしました。
前月のリベンジになったかどうかはわかりませんが、前回とは違った写真も撮れました。
私は以前から何度も何度も同じ場所に通って撮影するスタイルをとっています。
その場所の特徴をよく知り分析し、季節や太陽の位置、そのほかの要素を考えてベストの作品を模索します。
またその場所と仲良くなると奇跡のような瞬間を見せてくれたりもします。
一回の撮影で、一枚でも良い写真が撮れれば良いと思っているので繰り返し行っても苦になりません。
行く度に違う表情をする風景は本当に楽しい。
他の人にとっては似たような写真でつまらなかったかもしれませんが、本人は楽しんでいるのでお付き合い頂けると嬉しいです。
房総半島は広いのでまだまだ撮影の旅は続きそうです・・・