先月は個展があったり、夏のグループ展の用意など色々と立て込んでいて撮影に行けなかったので、今月の作品として人工海浜シリーズでネット上に載せてない作品を選んでみました。
一枚目は、個展で展示した作品です。
夕日が差し込む砂浜に波が打ち寄せた瞬間、というなんでもないものなのですが、光の感じと水の軌跡がきれいなのでとても気に入っています。
日本ではこういったなんでもない一瞬を撮るのが面白いかな、と最近は思っています。
2枚目は、2014年の2月に「いなげの浜」で撮影しました。
この日は「ダイヤモンド富士」がこの場所から見れるというので多くの人が集まっていましたが、ご覧のように曇り空でダイヤモンド富士を見ることはできませんでしたが、コンクリートブロックの美しい列がこんなところにあるということを知った夕方でした。
写真とは関係ありませんが、この時使った広角レンズ(単焦点)がとても写りがよかったのに手放してしまったことを今でも後悔しています。ズームの手軽さに負けて使わなくなっていたので、いらないかな、と。
でも今ならこのレンズの方を使うと思うので、買いなおそうか、などと考えたりしていますが高いのでどうしよう・・・
3枚目は、水の美しい表情を写し撮った一枚。
東京湾の水は意外ときれいなんですよね。
引き潮の時、浅瀬になったところの水面が波打つ時、きれいな波紋ができます。
風があると更に面白い表情をつけ加えてくれるので、楽しくて時間を忘れて撮影してしまいます。
4枚目の写真は、個展でも展示した木の写真。(正方形にトリミングしての展示)
この木は海風に耐えて趣のある風景を作ってくれていたお気に入りの木。
でも、ここに温泉施設が作られる時に撤去されてしまって、今はもうこの景色を見ることはできません。
とっても残念ですが、思い出としてここに掲載したいと思います。
この写真も先程のレンズで撮影していました。
スライドショーで使った写真の最後は、引き潮の時に現れる謎の杭の写真です。
あちらこちらにある謎の杭はお気に入りの風景ですが、引き潮時の砂の模様と夕暮れ時のオレンジ色の光が美しいですね。
これも先程のレンズで撮影していました。
この先は、ホームのスライドショーには使わなかったけれど残しておきたい画像を載せておきます。
今回の人工海浜シリーズには鳥が多く撮影されていました。
これは個展でも展示した作品。
夕方になると、この鳥達がチュチュチュと鳴きながら波打ち際をチョロチョロ動き回る姿がかわいくてついつい撮ってしまいました。
夕食を取っているのだと思いますが、とにかく素早い鳥の動きがブレブレの写真になってしまいます。
多重露光ではなく波が被ったのか、動きが早くて移動してこうなったのかわかりませんが、うっすら亡霊のように写っている姿が面白いですよね。
かなり暗かったのでノイズが入って荒い画像でしたが、お気に入りの一枚なので展示してしまいました。
次の写真も個展で展示しました。
引き潮時には遠浅の海になり、そこに鳥がたくさん集まってきます。
違う種類の鳥が一か所に集まって井戸端会議のような雰囲気になっているのが気に入っている一枚です。
そしてこれは個展では展示しませんでしたが、ピンクの空気感がきれいなので載せてみます。
シギの仲間でしょうか?
鳥にはあまりくわしくありませんが、夕飯時の海に集まってくる鳥を見るのはとても楽しいしかわいらしいですね。
引き潮の時に現れる海底。
6月に撮影したものですが、この時は鳥がいませんね。夏になってくると一気に鳥がいなくなります。
数日前にはあんなにいた鳥が急にいなくなってびっくりすることがよくありますが、どこに行ってしまうのでしょうか?
これも引き潮気味になると出現する岩ですが、個展で展示しました。(正方形にトリミングしての展示)
この浜は人工の浜なので、どこからか運ばれてきた岩や石が多く存在しています。
そういった岩や石は故郷(?)を離れてよく来てくれたね、と話しかけてしまいます。笑
まだまだ作品はあるのですが、キリがないのでこの辺で終わりにしようと思います。
この人工海浜シリーズは、近所の海なので何年もかけて撮りためてきました。
でも、個展をできるとは思っていませんでしたが、撮影に行っていると何回かに一枚ぐらいは面白い写真が撮れたりします。
結局、何度も足を運ぶという地道な撮影方法が作品をつくっていくのでしょうか。
今回個展を開催してみて、自己満足かもしれませんがとても楽しかったので、またいつか個展を開催できるぐらいの作品を撮りためていきたいと改めて思いました。
最後にお知らせ
個展ではありませんが、グループ展を東京で8月に開催いたします。詳細はまた追ってお知らせいたします。
8月8日(火)~13日(日)10am-6pm JCIIクラブ25 (最寄り駅:半蔵門)