お久しぶりです。
更新がなかなか進まない当ブログですが、そろそろ記事を書き始めようと思います。
グランドキャニオンは言わずと知れたアメリカの国立公園、世界遺産にも
登録されている超メジャーな観光地。
行ったことのある方も多いことと思います。
なんで今更そんなところ?単なる観光地じゃん。
という声が聞こえてきそうですが、敢えてメジャーだからこそ普通じゃない写真は
撮れないだろうか? と、挑戦してみたわけです。
その時の撮影日記は、上記のブログ「Grand Canyon」の項目を見て頂ければ、結構詳しく書いてあります。
私も最近はあまり知られていないところをネットなどで探し、道なき道を行くようなことを
して撮影に行っていますが、やっぱりグランドキャニオンはすごい場所ですし
無数の写真家によって無数の写真が撮られているわけですが、それだからこそ
私にしか撮れない写真を撮りたい、という思いがあります。
と、意気込んでみたものの、結果は見ての通りでそれほど特別な写真はなく、
定番に近いものではありますが、自分なりに工夫はしたつもりです。
(言い訳になってしまうかもしれませんが)とにかく広大で撮影場所もたくさんあるの
ですが、これといったポイントがなく、とにかく「難しい被写体」と感じる場所のひとつです。
そして、場所によってはシャトルバスでしか行けなくて時間も限られている、柵があって行きたい所に
入れない、など様々な制約があるのです。
でもそこをなんとか自分なりに頑張って撮ってみよう、と何日か滞在して、それぞれの場所の
特徴に合わせた撮影方法、時間を考えたりしました。
グランドキャニオンは地球のお腹がパックリ割れてものすご~く古い地層が見れる場所。
そして大地のエネルギーが溢れていて、ただただ圧巻です。
それを上手く表現するというのはとても難しい。すごいんだけど難しい。
すごさに圧倒されて飲み込まれて終わる、という感じです。
そういう場所です。
グランドキャニオンは多くの観光客が訪れるので撮りたいスポットにもいけなかったり
邪魔がはいったり、柵もあるので思うように構図を取れなかったり・・・・
まあとにかく難しい。
けれど、やっぱり大地のエネルギーが放出されている世界屈指のパワースポット
であることには間違いありません。
写真を撮ることは脇に置いておいて、そのエネルギーをもらうだけでも行く価値は大ですね。
ドラマチックな写真を撮るには、雲がキーポイントでしょうか。
そして、自分のお気に入りの場所を探して、そこをしつこく追及していく、といった
風景写真の王道しかここでは通用しないように思います。
(どの風景写真でもいえることですが)なによりスケールの大きさに圧倒されない、
飲み込まれないよう心を大きく広げる、地球や大地と一体化するイメージをもつ、
そんなことがポイントのような気がします。
今度は冬、雪の季節に訪れたい。