Mono Lake

8月はブログ更新をお休みして、このウェブサイトのリニューアルをしていました。
これまで書いてきたブログは残しながら、色々と見直していく中で、ポートフォリオ(Gallery)を少し手直ししました。
その作業をしてみて、以前、アメリカで撮影していた頃がなつかしくなりモノレイクについて少し書いてみようかと思います。

モノレイクはアメリカのカリフォルニア州にあり、ヨセミテ国立公園の近くにある不思議な湖です。
この湖はとても神秘的で写真家にとってはとても魅力的な撮影地。私も数えきれないほど訪れて2014年には東京でモノレイク作品の個展をしました。その個展のために行った最後の撮影旅行のことです。

2013年6月、5日間の日程でモノレイク4日目の朝。
いつも日の出時間に撮影を開始するのですが、その日はなぜか早く目が覚めてしまい、まだ暗いけれど外に出てみると、雨がポツポツ降り出していて、う~ん、どうしよう~と思いましたが何かに呼ばれている気がしてとりあえず出発。いつも撮影しているお気に入りの場所でまだ暗い中一枚撮ってみると、あれ?なんか黄金に輝いてる??

実際の目で見ていると真っ暗でもカメラで長秒撮影すると明るく撮ることができるのですが、こんな写真が撮れてしまいびっくりです。これは私の背中側に満月が沈んでいくタイミングで、それが夕焼けのように月あかりで輝いてくれたようでとても神秘的な写真になってくれました。暗い時間に出発して本当に良かったと思った瞬間でした。

そして、日の出が近づいてくるとまた違った美しい光景が広がってきました。

朝、雨が降っていたのにこんなふうになるなんて!

日の出頃になると雲が真っ赤になってきて、なんだかすごいことになってきました。
その頃には多くのフォトグラファーが撮影をしていて、誰かが “Rainbow!!” と叫ぶ声がしたので、振り返ってみると・・・

なんと虹がでているではありませんか!
雲がモクモクと湧き上がってきて輝き始めました。
虹がもっとよく見える方に行きたい!と急いで機材をまとめて逆側の岸に移動。
すると湖に虹が反射して(ほぼ)丸い虹になりました。わ~い♫

暗くても雨でも行ってみなければわからないものだとつくづく思いましたし、これまで頑張って撮影をしてきたことへのご褒美を頂けた気がしてとても嬉しくなりました。モノレイクの撮影はこれで完成だよ、と言われている気がして・・・
本当に大満足の朝の撮影となりました。

あの大きな丸い虹も雲に隠れてしまったし、虹の写真も撮れてもうお腹いっぱいなので、記念撮影をしてホテルに戻ろう。
と、思いましたが帰りがてら立ち寄れるサンドトゥーファをもう一度撮ろうかな、と気軽な気持ちで行ってみると、再び虹が出現!

今度は横長の大きな虹のアーチです。
サンドトゥーファを素敵に飾ってくれました。
ダメ押しの虹の出現に大感激!
こんなことあるのですね~
これまでいろんな奇跡のようなことは体験しましたが、この朝ほど不思議な日はありませんでした。
こういうことがあると、何か自然の大きな意思のようなものを感じないわけにはいきません。

たったひとりで暗い中、しかも雨が降る早朝でてくるのは実は結構勇気がいるんです。
やめちゃおうかな、いや頑張ろう!でも怖いし・・・いやいやせっかくここまで来たのだから、と葛藤するのはいつものこと。
それでもこういうことがあるとまた頑張ろう!と思ってしまうから写真撮影はやめられません・・・

モノレイクについてはまだまだ語りたいことはありますが、今回はこのくらいで。

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